梅原大吾:勝ち続ける意志力を読んだ
前々から読みたいと思っていた梅原大吾さんの著書、勝ち続ける意志力を読んだ。
本の内容に触れる前に梅原さんがどういった方なのかという部分について。
梅原 大吾 (ウメハラ ダイゴ)
2D格闘ゲームの神。
MadCatz所属のプロ格ゲーマー*1。日本全国だけではとどまることを知らず、今や世界中で゙BeastDaigo"と称えられる存在となった。
世界規模の格ゲーマーであり、格ゲー界の Living Legend (生ける伝説)である。
(2ch格闘ゲーム板のウメハラテンプレより)
詳しく知りたい人はこちら。
私がウメハラを知ったきっかけはこの動画だったと思う。
ちょうど格ゲーはじめたころだったこともあって、
すげえ!すげえ!って小学生みたいに思ってた。
ちなみに昨年、この背水の逆転劇10周年大会なんてものも開かれたりしました。
対戦相手のジャスティン・ウォンは当時と同じ方です。
さてこの梅原さんが書かれた勝ち続ける意志力ですが、
格闘ゲームという勝負の世界に飛びこんでいくきっかけから、
ゲームに全力を尽くしていることへの葛藤、
勝負を通して学んできたことなどが書かれています。
たかがゲームと思われる方も多いでしょう。
この本を読むと少し感じ方が変わるかもしれませんね。それだけの力強さがあった。
ゲーマーが書いた本を読むとは思わず、自己啓発本として手にとって欲しい。
向上心溢れる方や自分に自信を持ちたい方、継続できない方にこの本を薦める。
私がこの本を読んで印象的だった所を少しピックアップしてみた。
「僕の勝ち方にはスタイルがない。スタイルに陥らないようにしていると言っていい。
他人から『ウメハラの良さはここ』と言われると、それをことごとく否定し、
指摘されたプレイは極力捨てるようにしてきた。」
「弱点を突かず、むしろ相手の長所となる部分に挑みたい。」
「その努力は10年続けられるものなのか?」
特に自分のスタイルについて、これは肝に銘じておきたい。
新しいことへ挑戦するときの足枷となり身動きが取れなくなるかもしれない。
旧態依然としたビジネススタイルが問題視されている業界などもある。
彼はこれを弱点とも言っている。
私も学生生活の終盤ということもあり今すぐは難しいが、
就職という変化とともに意識することができればと考えている。
*1:スポンサーがつきゲーム大会の賞金や講演などで生計を立てている人たち